液体ミルクとは
ついに液体ミルクが日本でも発売されました。
本来のミルクは
- お湯を沸かす
- 粉の量をはかって入れる(粉がこぼれる率99%)
- 人肌程度に冷ます
この工程が必須で、赤ちゃんが泣いてからの準備となると時間も掛かり、なにより調乳の間赤ちゃんが泣き続けて気持ちも焦りますよね
でも、液体ミルクだったら?
調乳せずにすぐに赤ちゃんに飲ませてあげられます
とっても効率的で、ずいぶん育児も楽になりそうですよね。
そこで今回は
- 「液体ミルクって注ぐだけでいいから簡単そう」
- 「温めなくていいの?」
- 「粉ミルクと液体ミルクどっちがコスパいいの?」
こんな疑問を実際に液体ミルクを使って検証してみました。
液体ミルクは今のところ、
グリコから「アイクレオ赤ちゃんミルク」と明治「ほほえみらくらくミルク」の
2種類が発売されていますが、今回は「ほほえみらくらくミルク」を使います
ほほえみ液体ミルクとほほえみ粉ミルク価格比較
やはり、一番気になるのは価格です。粉ミルクと価格を比較してみます
タイプ | 価格 (税別) | 液体換算 | 200mlあたり |
---|---|---|---|
ほほえみ粉缶 | 2,630円 | 5,926ml | 88.8円 |
ほほえみキューブ (大箱) | 1,600円 | 3,200ml | 100円 |
ほほえみ液体 | 215円 | 240ml | 179.2円 |
価格はメーカー小売希望価格を参考
うっ…
粉ミルク缶と比べると価格が2倍以上します。
赤ちゃんが一番ミルクを多く飲む時期は200ml×5=1000ml/日ですから
月あたりを計算してみると…
タイプ | 一日あたり価格 | 月あたり価格(30日) |
ほほえみ粉缶 | 444円 | 13,320円 |
ほほえみキューブ (大箱) | 500円 | 15,000円 |
ほほえみ液体 | 896円 | 26,880円 |
1日に1000ml飲む場合
やっぱり高いーーーーーーーーー!!
この時点で液体ミルク常用の可能性が薄くなりましたね…(庶民的意見)
調乳の負担が減っても、経済的負担が掛かります。
それに加え、液体ミルクは240ml入り。開栓してから使った後の飲み残しを再利用はできませんので、どうしても過不足が出てきてロスしてしまう量が多いかと予想されます。
そう考えると、月あたり3万円以上掛かってくるのではないでしょうか。
液体ミルクの使い方
夜です。
さっそく、我が家の赤ちゃんが泣きました
それでは実際に使用してみます。
こちらがほほえみらくらくミルクです
哺乳瓶に注いでそのまま飲めると書いてあります。
なんて簡単!
成分も見てみます。
赤ちゃんが泣いてます。今それどころではないので成分についてはは割愛します。
よし、そのまま注いで…
いや…待てよ。
温めなくていいの?
うちの赤ちゃんは冷たいミルク飲まないんだよ。
いや、冷たいミルクが飲める赤ちゃんだとしても、冬場に冷たいミルク1日1リットル飲ませるって…考えただけで震える…
体冷えちゃうし、お腹壊しそう…母乳は人肌なんだからやっぱ温めよう。
うん、そうしよう。
でも待てよ?
どうやって温めるの?
粉ミルクはお湯で調乳するから水で冷やせばいいけど…?
え?レンジ?
いやいやいや…レンジはいかんだろレンジは…
お腹が空いて泣き続ける赤ちゃんの声も相まって軽くパニックです。
え?哺乳瓶に入れてチンする?
あ!湯煎!?
そうだ。災害があって電気が使えないときはお湯で湯煎するはず。
- 鍋を用意します
- お湯を沸かします
え、いや…なんで私お湯沸かしてるの…
液体ミルク最大のメリットそのまま注いですぐに飲めるが台無し。
それにしても、缶に入ってて良かった。そのまま湯煎に掛けられる。
※その後、哺乳瓶(ビンタイプがおすすめ)に入れれば哺乳瓶ごと温められることに気付きました
対してアイクレオはパック入り。どうやって温めるんだろ…
液体ミルク届いたー!!
さっそくあげてみたけど、常温で飲めるとはいえ、冬の外気温くらいの冷たさだと嫌がられて飲まなかった💦
哺乳瓶に移し替えてレンチンすると飲んだ😆
外出時はどう温めよう… pic.twitter.com/1O3OscEGVZ— ららwith 10m (@RaramamaC) 2019年3月9日
やっぱりレンチンか…
レンチンで抵抗なければ、液体ミルクは注いで軽くチンするだけなのでとても簡単で便利ですね
液体ミルクを車のダッシュボードで温めた。かなり温かくなった。 pic.twitter.com/3q5FS7EvSn
— かな®5y&11m (@eigowakaranaide) 2019年3月9日
なるほど。災害時はこうやって温めよう。
ここに来てようやく気付きました。
液体ミルクは常用するために作られているんじゃない!災害用だ!!(たぶん)
我が家のミルクが温まりました。ビンの哺乳瓶だとちょっと温度高めに温めないといけませんね。冷たいビンだと冷えるので
鍋を出してお湯沸かしてあたためて哺乳瓶に注ぐ。
粉ミルク、いえ、それ以上に調乳時間が掛かってしまいました
液体ミルクの温め方
ドタバタとお騒がせしました。
わざわざ鍋を出したりせずとも簡単に温められますのでご安心を
私は初めての液体ミルクで完全にパニックになっておりました。
電子レンジで温めが抵抗なければ
- 哺乳瓶に液体ミルクを注いでチン
やっぱり湯煎したい方は
- ボウルに熱いお湯を注いで液体ミルクが入った哺乳瓶を湯煎(ビンタイプの方が断然早く温まるのでオススメです)
どちらもすぐにあたたまりますよ!
液体ミルク飲む?のまない?
思いがけず時間が掛かってしまいましたが何とか液体ミルク、飲む段階に来ました!
早速授乳してみます!
写真ではわかりにくいですが色は粉ミルクよりも色が黄みがかって濃い色です
お待たせ、遅くなっちゃってごめんね…
ゴクゴクゴク・・・
飲んでます!おいしそうに飲んでくれました!
よかった…
液体ミルク実際に使ってみて感じたメリット・デメリット
液体ミルクのメリット
- 災害時にお湯がなくても飲ませてあげられる
- 無菌なので衛生的
- レンジで温めれば調乳時間が短縮できる
- お出かけの荷物が減って便利(ミルクの粉・重い水筒いらない)
液体ミルクのデメリット
- コストが掛かる←最重要ポイント
- 冷たいまま飲ませるのに抵抗がある
- 湯煎で温める場合少し手間が掛かる
- 空き缶ゴミもしくはパックゴミが多く出る
液体ミルクを使ってみた感想とまとめ
やはりコストパフォーマンスをみると、液体ミルクが粉ミルクに取って代わるということは今のところ難しそうです。
筆者の経済状況からは、常用するミルクは粉ミルク一択。
液体ミルクは、お出かけや夜の調乳がつらい時等のピンチヒッターとして登場していただきます!
液体ミルクの登場で、育児の負担軽減が期待されていましたが価格から見るとそれはもうちょっと先の事になりそうですね。
ここは粉ミルクでも工夫をして少しでもパパママの負担が減るようにして乗り切るしかありません。
例えば、
粉ミルクでもキューブタイプを使い、あらかじめ沸騰させておいたお湯をある程度冷まして水筒に入れておく。つらい夜中の調乳でも外出先でも注ぐだけで手早く調乳でき、すぐに温かいミルクを飲ませてあげられます。
一日に何回もミルクを飲む赤ちゃん、調乳の時間は積み重ねると大変な時間です。
調乳の時間と手間が短縮できるとずいぶん楽になって育児にも余裕が出てきますよね。
今後のミルクのさらなる進化に期待です!
にーよんでしたっ
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